2014年11月25日火曜日

指導とは何か

 よくある相談の中で「こどもたちの指導が難しい、うまくいかない」要因として、大別すると2つ。

1.指導内容そのものがその子自身受け入れがたいもの、または見当外れな方法で行っている。
2.指導内容や方法は概ね正しいのだが、続けていない。またはそのタイミングがずれている。
 大問題が発生したときに行われていることの多くは、注意や警告である。これを指導と勘違いしていることも少なくない。注意や警告は「大人主導」の一方的な発信である。これでは解決の余地を与えることは難しい。指導というものは、こどもたちが常に抱えている心配事や懸念について引き出すことを前提とした「こども主導」のコミュニケーションが基本であろう。

 そして指導は問題が生じていないときにこそ行うことで効力を発揮するだろうと私は考えている。
指導とは、羅針盤の如くおよその行き先を指し示し、目的地にたどり着くまで導き続けることなんだろうから。

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